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ジュンコミュニティのメンテナンスサービス

導入事例

お困りごと

貯水槽清掃を実施してほしい

課題背景

購入した建物に貯水槽清掃を実施した
履歴がなかった。

ご提案

貯水槽清掃作業を実施

成 果

清掃作業及び不良箇所の補修により、衛生環境が向上
事例の概要

購入した建物が、まさかの貯水槽清掃の実施履歴なし!

所有者様より、上記のようなご相談を受け、早速調査に入らせていただきました。

調査したところ、過去に清掃作業を全く実施していなかっただけではなく、貯水槽の蓋が破損していることが判明しました。聞いてみると、どうやら建物自体、長期間利用されていなかったようです。他にも不良箇所がいくつかありましたので、不良箇所の改修の実施後に貯水槽清掃作業に入るご提案をさせていただきました。

   

 

貯水槽清掃作業は実施しなければならないのか

そもそも、貯水槽清掃は実施義務はあるのでしょうか。答えは「ある」です。ただし、貯水槽の大きさによって管轄が違うというか、大きなものは水道法による規定があり、小さなものは各自治体の条例で実施が定められているという違いがあります。以前は大きな貯水槽だけに実施義務があったのですが、その後に自治体の条例が追加され、現在は全ての貯水槽に清掃の実施義務が拡大されているということです。

なお、清掃作業終了後に実施するのが望ましいとされているのが水質検査です。実は、実施が義務付けられているのはビル管理法にて指定されている特定建築物だけなのですが、共同住宅などは貯水槽の水がそのまま飲料水として利用されることも多いので、清掃に併せて実施するのが一般的になっています。貯水槽清掃にしても水質検査にしても、施設の仕様や自治体の方針などによって微妙に扱いが違うのでとてもややこしい部分はあるのですが、環境衛生面を考慮すると、いずれも年1回は実施しておくべき作業と考えます。

作業について気を付けなければならないこと

◆断水が発生します

清掃時は、タンク内の水はいったん全部抜いてしまいますので、断水が発生します。断水といっても少しの水なら出るのですが、それはタンク内の水ではなく、配管に残留していた水が出ているだけなので、しばらく使うと出なくなってしまいます。洗濯や炊事は断水終了まで我慢し、緊急時以外は使用しないようにしておく方が望ましいと思います。

◆再開時に錆水がでることもあります

断水終了後に水を出すと、配管内に付着した錆や水垢などがはがれて水と一緒に流れ出る可能性があります。再開後すぐの水はあまり使用しないことをお勧めします。

改修工事→清掃作業で清潔な貯水槽に!

上記の通り、当該貯水槽は不良箇所を多数抱え、全く機能していない状態だったので、早速改修工事を実施させていただきました。貯水槽の蓋に加え、ポンプの圧力を計測する圧力計、配管への虫の入り込みを防止する防虫網、貯水槽の水位異常を検知する電極棒などを改修し正常に動作することを確認したあと、清掃作業及び水質検査を実施し、安全に水をご利用いただける状態まで戻すことができました。

これで所有者様もひと安心です!

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